令和6年度 一般社団法人 広島県子ども会連合会 活動方針
1.はじめに
新型コロナウィルス感染の現状は周知の事実ですので割愛しますが、昨年感染症法上の分類が2類から5類相当へ引き下げられたことにより、各地のイベントや集会が再び興り始め、コロナ禍前の状況に戻りつつあります。また子ども会活動においても感染防止対策を適正に実施することで、活動再開が各地で進められていることは、大変うれしく思うところです。広島県子連としても昨年6月に健全育成大会を尾道市に於いて4年ぶりにフル開催することが、できました。しかしコロナによって3年もの間活動の中断を余儀なくされた痛手も残り、参加者確保の目途が立たないことから、ジュニア・リーダ研修会の実施は見送っています。完全にコロナ禍前の状態に戻ることは無いとは思いますが、県内各地域での活動が再び活発化し、子ども会の輪が広がっていくように一層の取組みをお願いします。
子ども会の基本が単位子ども会での活動,そして「子どもの手による子ども会」活動であることは,これからも変わっていくことはありません。しかしながら旧態依然とした姿勢ではなく,温故知新の姿勢で運営する必要性を強く感じています。
県子連は全子連と共に,子ども会の基本理念に基づき,安全・安心の下に笑顔で子ども会の活動に参加できる状況で,育成者,指導者,地域の皆様と一丸となり活動を進めて頂けるよう支援して参ります。
2.子ども会とは
子ども会とは,地域に根差し「異年齢集団」による中間集団の活動を展開し、その活動を通して社会の一員として必要な「知識」や「技能」「態度」を学び、また健全な中間づくりをすすめ、子どもの心身の健やかな成長発達を促すため、地域を基盤として意図的に組織された、唯一の社会教育団体です。
会員は、0歳児から高校生(相当年齢)までとされており、その子どもの集団(※子ども会)に加え,子ども会活動を支え指導していく大人・青年の集団(※子ども会育成会)の、この二つから構成されています。なお、子ども集団に含まれる者のうち、中学生・高校生相当の者を総称して「ジュニアリーダー」と呼び、子ども会のリーダー的存在として位置付けています。
私たち広島県子ども会連合会では「子どもは地域で育つ」という基本理念のもと、子ども会活動の推進を図っています。
社会環境の変化により失われつつある、地域コミュニティの重要性を再認識し、特に希薄となっている「ご近所」との人間関係を見つめ直す中で、子どもを健やかに育てられる環境整備がますます活発になることを期して、私たち子ども会は次に掲げる理念のもとに、活動スローガン及び基本方針を掲げ活動をしていきます。
〇子ども会は「地域のリーダー」を育みます。 〇子ども会は「生きる力を」育みます。 〇子ども会は「豊かな社会性」を育みます。
3.活動スローガン並びに活動方針
上記の目標をふまえて、令和6年度の広島県子ども会連合会「活動方針・スローガン」を次の通り定めます。
「スローガン」体験活動を積極的に推進し、魅力ある子ども会活動の充実に勤め、たくましい「広島っ子」を育てよう!
(1)基本方針 (2)組織活動 (3)指導活動 (4)安全活動 (5)広報活動
考えてください「子ども会活動」を今!
福山市子ども会育成協議会は長年、球技活動を主にしてきました。会員数は年々減少しています。
何のための子ども会活動なのかを子ども会だけでなく地域の自治会と伴に考えて下さい。
①役員の負担が多い ・球技の練習試合・大会、地域の行事等(特に共働き家庭が役員になった時)
ひとりごと(塩川記)
子ども会活動で得るものは 子どもの心の中にボランティア精神・人との関わり等の「芽」を育てる事だと思っています。色々な活動の中に子どもが直に触れる機会を多くする工夫を育成者には考えてもらえたらと思います。
育成者だけで考えて全てを段取りしていませんか?子どもたちをお客様扱いにしていませんか?考えてみては!!